citrusトークもなんと19回目。こうなったらあと40回目くらいまで書いて一冊の本にまとめて通販で売りさばくってのはどうよ(笑)タイトルは「部屋とcitrusと私」(←ネタが古い)まあそんな冗談はさておき(笑)。今回のテーマは「芽衣の心の迷いについて」です。まあ説明するから聞いてください(笑)(笑うな)。



まず5巻のこのシーン。





「中学の頃はもっと迷いのない顔をしていたぞ」というみつ子先輩。これ読んだときさっぱり意味がわかりませんでした。でも5巻巻末のおまけ漫画で「あれだけの強い意志があれば一年生でも次期生徒会長をしっかり果たしてくれるだろう」とみつ子先輩が言ってる。なので、芽衣が生徒会長をやるという意志がしっかりしていたわけだから、じゃあ芽衣は何かとその意志の狭間で悩んでいるという意味なセリフなのはわかったんです。でもその「何か」がわからなかったんですよね。その後読み進めると芽衣が柚子に心惹かれてるのはだんだんわかってはきましたけど、芽衣も柚子を好きになってきたかな?くらいしかわからなかったわけで。

だからこれはもう9巻36話読んでやっとわかりましたね。みつ子先輩にこう言われるずっと前から柚子に恋して好きだったから。芽衣が言って(書いて)ますよね。この感情は私の心を彩らせてくれる一方で私が目標に向き合うことを恐れさせてしまうものでもありました、と。柚子に恋して。彩らせてくれる、つまりドキドキしたりする恋する気持ちのことですね。それが大きくなり柚子を好きになればなるほど目標、つまり学院をつぎたいという意志がゆらいでしまう。だって柚子に恋して恋人としてずっと一緒にいるのと学院をつぐのは両立はできないわけですもんね。学院つぐなら藍原家をつぐわけでそしたら結婚し柚子からは離れないといけないから。

みつ子先輩がいう迷いとはそのことで。中学生のときの芽衣の柚子に恋する前の顔と恋した、恋している今の顔が違うと見てわかった、だからそれを指摘したわけです。


しかし先生はcitrusを連載開始当初から終わりまでのストーリーを決めていてそれを本当に書き通したんだからすごいです。10巻あとがきで先生が言ってますね、読者さん、つまりみなさんの後押しがなかったらこのハッピーエンドまでたどりつけなかった、と。言わないけどきっと連載してるうちに色々危機?とかもあったんだと思います。だってcitrus連載開始当初は百合姫は隔月連載どころか2〜3ヶ月おきの不定期連載だったんですよ。だからcitrus一巻は発売まで8ヶ月もかかったんです。それでも焦ることはなく芽衣柚子の恋愛感情を丁寧に書いて、結局二人がゴールインするまで六年近くもかかったわけですよ。丁寧に書かれたからこそ二人がお互い好きになるのに全然おかしくないでしょ?芽衣の初笑顔と好きと言わせるまで六年ですよ(笑)じゃあれですかね、このぶんだと初エッチまではあと30年くらいかかるんですかね長生きしなきゃ(笑)。



と、話がそれてきたので終わりにします(笑)。






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